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節電・省電力化

既存空調の調整で電気代高騰対策「Ai-Glies」を導入事例とともに解説

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エネルギー価格の高騰が大きな負担となっている現在、経費削減の観点から多くの企業にとって節電対策は取り組むべき最優先課題のひとつとなっています。また、環境負荷の軽減や電力需給バランスの維持のため、企業は国からの節電要請に協力することも求められています。

最小限の投資で最大限の経済的効果や環境的利益を生むことが課題となるなか、建物全体のエネルギー消費の30~40%を占める空調設備において効率的な節電を行うことは、諸々の対策のなかで大きなインパクトを持ちます。

そこで、今回は空調に特化した先進的な省エネ・節電システムである「Ai-Glies」とその導入事例を紹介したいと思います。

人間の活動に欠かせない空調でいかに節電するか

オフィスや工場、商業施設、学校、病院など、建物の使われ方は問わず、人間が心地よく安心・安全に活動するために空調は欠かすことのできない設備のひとつです。しかし、使い続けるには電気に頼るほかなく、どのような施設でもエネルギー消費全体の30~40%は空調設備が使っていると言われています。

「Ai-Glies」はその大きな割合を占める空調設備において節電効果を発揮します。

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「Ai-Glies」の基本コンセプト

「Ai-Glies」は、エアコンの室外機に無線制御ボックス、電力メーターにパルスセンサー、室内に温湿度センサーなどを設置して各種の情報を集中制御装置に取り込み、そこからクラウドサーバーに送られたデータを参照して一元管理することを基本的なコンセプトとしています。各装置の設置については無線通信技術を活用しているので、配線作業を大幅に減らし、コストの低減や工期の圧縮を実現させているのもポイントです。

「Ai-Glies」導入で見えてくる節電のカタチ

設置した「Ai-Glies」システムで実際に行う主な電気代削減対策とメリットは以下になります。

  • 室外機の節電制御で消費電力削減
  • デマンドコントロールで基本料金削減
  • 効果の見える化で継続的な節電
  • 環境負荷の軽減に取り組む姿勢をアピール

室外機の節電制御で消費電力削減

特許技術「不快指数連動制御」を用いて、外気温や湿度に合わせて室外機の運転を自動で調整します。30分間隔で3分ほど送風運転を挿入することで、室温変化をほとんど感じさせずに電力量を最大17%削減できます。

デマンドコントロールで基本料金削減

デマンドとは、1日を48回に分けて、30分ごとに消費された電力量(kW)を平均した数値で、電気の基本料金を決定する際などに使われています。「Ai-Glies」ではデマンド上限値を設定して、ピーク電力を平滑化してデマンド値を抑制することができるので、電力量料金のみならず基本料金の削減も実現しています。

効果の見える化で継続的な節電

クラウドサーバーに電力削減状況やエネルギー効率のデータを3年間にわたり保存しているので、より効果的な節電方法を分析することが可能です。削減成果を視覚的に確認できるので、継続的な改善が行いやすくなります。

環境負荷の軽減に取り組む姿勢をアピール

積極的に節電に取り組む姿勢は自社のイメージアップにもつながり、社会的評価の向上という副次的な効果を生みだすことができます。環境負荷の軽減という観点からも、時流を受けて取引先に排出削減を求める企業も多いので、競合よりも優位に立てる可能性があります。また、政府からの補助金・支援についても脱炭素の取り組みが条件のひとつになる場合もあるので、積極的に節電に取り組む姿勢が優遇措置につながる可能性もあります。

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「Ai-Glies」の導入事例

それでは、実際に「Ai-Glies」を導入した建物の事例を見ていきます。

オフィスビル

屋上に19台の空調機を設置し、1日10時間/200日使用している4階建てのオフィスビルでは、導入によって約22万円/年の使用料金を削減でき、デマンドコントロールで基本料金を約29万円/年削減できたので、全体で年間の電気料金を約51万円ほど削減できることが想定され、年間のCO2排出量も約4.0t削減できる見込みです。

タワーマンション

1階と屋上に9台の空調機を設置し、1日15時間/365日使用している24階建てタワーマンションでは、導入によって約65万円/年の使用料金を削減でき、デマンドコントロールで基本料金を約28万円/年削減できたので、全体で年間の電気料金を約93万円ほど削減できることが想定され、年間のCO2排出量も約11.9t削減できる見込みです。

工場

屋上に11台の空調機を設置し、1日20時間/365日使用している4階建ての工場では、導入によって約111万円/年の使用料金を削減でき、デマンドコントロールで基本料金を約42万円/年削減できたので、全体で年間の電気料金を約153万円ほど削減できることが想定され、年間のCO2排出量も約20.23t削減できる見込みです。

病院

約56台の空調機を設置し、1日12時間/300日使用している病床数300床の病院では、大型病院のため、患者の体調優先でデマンドピークの制御行いませんでしたが、使用料金だけで約253万円ほどの削減が想定され、年間のCO2排出量も約42.8t削減できる見込みです。

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年間で30%の電気料金削減も!

「Ai-Glies」は導入前の現地調査、電気代削減予測値の算出は無料で行えるので、実際の削減効果をシミュレーションしながらコストをかけずに導入を検討することができます。

また、2024年9月末時点で全国1,300件以上で導入されており、なかには年間で30%の電気料金削減を達成した建物もあり、多くは平均して3~4年で導入コストも回収しています。高圧・特別高圧で契約している建物であれば、まずは検討対象にしてみるのはいかがでしょう。詳しい資料が無料ダウンロードできますので、ぜひご活用ください。

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脱炭素LABO編集部

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